真実告知研修会を開催しました
平成28年3月19日(土)、たちばな職員研修センターにて、「真実告知研修会」を開催しました。
養親、里親の他、乳児院・児童養護施設の職員の方、それから、兵庫県外からも参加がありました。
告知の始まりについてのロールプレイング、小学校で行われている命の授業への対応についての養親の体験談、告知した後のこどもの反応や生い立ちへの関心についての養親の体験談、成人した養子からのメッセージなどのプログラムでした。まだ、こどもが小さくて、これから告知をしていこうという方は、グループでの話し合いでの、他の方の意見や経験なども参考になったようです。
告知をしてもそれで終わりということはありません。こどもの年齢、関心、理解力に応じて、継続して話をしていき、こどもが自分のおいたちを受け入れて、自分史を作っていけるように援助していくいくことが大切です。よその家に赤ちゃんが生まれたり、小学校で命の授業や2分の1成人式があったり、中学や高校に入っても、家庭科や保健、公民、現代社会などでこどもの誕生や家族についての授業があったり、いろんなことがあります。そして、今回、最後に話をしてくれた成人した養子の方のように、結婚する時に、相手や相手の家族に伝えたり、当のこどもにとっては一生つきあっていくことです。今回の研修では、そのことがよくわかった、こどもにとって里親・養親に疑問をたずねることができる、何かがあれば相談できるという雰囲気がベースとして大切であると感じたという感想がよせられました。