里親登録のための研修
里親研修には、里親の新規登録にあたって受講することが必要な(1)基礎研修、(2)登録前研修
里親登録後、5年ごとの登録更新時に受講する(3)更新研修があります。
★研修の日程については、研修・講座の日程 をごらんください。
平成28年度までは、「養育里親」にのみ研修が義務化されており、「養育里親研修」のみが行われていましたが、平成29年4月から、「養子縁組里親」の登録に、追加で「養子縁組里親研修」の受講が必要になりました。
養子縁組里親になるには、その研修を修了していることが条件になります。
養子縁組里親研修は、養育里親研修と同様の内容に加えて、養子縁組制度、手続きや流れ、真実告知、支援についてなど、養子縁組に関しての内容が、プラスになります。
どのような形で研修が実施されるかは、お住まいの地域の児童相談所または、里親支援機関にお問合せください。
※養育里親と養子縁組里親は、どちらかを希望して登録することも、両方を希望して登録することもできます。
まずガイダンスを受けて
(1)基礎研修 講義(1日)→実習(1日)
里親希望者は、児童相談所や里親支援機関で、まず里親制度についてのガイダンスを受けます。
要件について理解することが必要です。
兵庫県内にお住まいの方は、各地域のこども家庭センターや、家庭養護促進協会にお問い合わせ下さい。
里親になることを希望する場合、最初に、里親制度についての基礎と概要を理解するために、基礎研修の講義(1日)を受けます。
講義を受講した後に、児童福祉施設の見学などの実習(1日)を受けます。
講義と実習を終えて、基礎研修は終了です。
(2)登録前研修 講義(2日)→実習(2日)
基礎研修を終えて、里親制度についての概要や基礎的事項をわかった上で、養育里親になる気持ちを確認し、すすめたいと希望する人は登録前研修を受講します。
登録前研修は、講義(2日間)を受講したのち、個別に日程を調整して、実習(2日間)を受けます。
修了認定・修了証の交付
都道府県は、里親研修の課程を修了した者に対して、修了認定を行い、 修了証書を交付します。
里親研修の実施を他の機関に委託している場合は、委託先が行う評価に基づいて修了認定を行い、修了証書を交付します。
(修了証書の有効期間は交付された日から2年間。)
受講と並行して、里親希望者は、児童相談所に里親認定の申請を行い、児童相談所からの家庭訪問・調査を受けます。
登録前研修 修了認定・家庭訪問調査 → 審議 → 里親認定
→ 養育里親名簿/養子縁組里親名簿に登録
里親登録のための研修を修了後、調査結果をふまえて、児童福祉審議会里親認定部会で審議され、里親とし認定(または、不認定)され、養育里親名簿・養子縁組里親名簿に登録されます。
里親登録後、5年ごとに(3)更新研修
里親登録後、登録の更新を希望する人は、更新研修を受けます。更新研修にも講義(1日)と実習(1日)があります。
実習は、里親としての養育経験がある場合は免除になります。